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特許庁ステータスレポート2021

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2021年3月31日に、特許庁より「特許庁ステータスレポート2021」が発表されました。
「特許庁ステータスレポート」には、特許庁の統計情や政策の成果などが記載されています。

ここでは、商標に関する情報をかいつまんで、ご紹介します。

まず、2020年1年間で、商標登録出願(商標申請)が181,072件ありました。
商標登録出願の件数は、2013年の117、675件から2016年の161,859件まで微増し、2017年には一気に190,939件まで増加しました。その後、2018年184,483件、2019年190,773件とほぼ横ばい状態でしたが、2020年は減少に転じました。新型コロナウイルス感染症の影響を受けているのかもしれません。
いずれにしましても、2010年代の初めの頃は、商標出願件数が10万~12万件ほどであったのが、2010年代の終り頃になると20万件に近い数字となってきていますので、商標出願件数は、長いスパンで見ると、相当増えてきています。

2021年04月02日

2021年1月分 特許出願等統計速報

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2021年1月度の特許出願等の統計情報の速報が、特許庁より発表されました。

2021年1月度の商標登録出願件数は、13,084件です。前年同期比で、約4%減少しています。
前年同期である2020年1月は、新型コロナウイルス感染症がかなり話題になり始めた時期ではありますが、経済的には、まだそれ程大きな影響を及ぼしていなかったように記憶しています。
そう考えますと、いわゆる「コロナ禍」の今年1月の商標出願件数が、前年同期比で約4%減ということは、商標出願件数に新型コロナウイルス感染症はあまり影響していないように思われます。

2021年03月29日

2020年12月分 特許出願等統計速報

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特許庁より、2020年12月分の特許出願等統計速報が発表されました。
これには、特許庁が受け付けた、特許出願・実用新案登録出願・意匠登録出願・商標登録出願などの数字の統計情報が含まれています。

本サイトでは、特許出願等統計速報から、主に、商標登録出願の件数をご紹介していきます。

2020年12月の商標登録出願件数は、15,646件でした。
前年比で約24%の減少となっていますので、12月単月で見ると、2019年12月よりもかなり商標登録出願件数が減っています。
2019年12月は、まだ新型コロナウイルス感染症の影響を受けていないため、商標出願件数が比較的に多かったことが要因かとも一見思えますが、2020年9月~11月は、商標出願件数が前年比プラスになっていますので(2019年9月~11月も新型コロナの影響はないので)、2020年12月商標出願件数の減少は、新型コロナウイルスの他の要因があったと考えられます。

2020年1月~12月の1年間では、商標登録出願件数が180,989件で、前年比約5%減になっています。

2021年03月01日

特許庁より最新の商品・役務名情報が公表されています

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2021年2月26日、特許が「最新の商品・役務名」を公表しました。

商標登録を行う場合、商標に加えて、その商標を使って提供する商品・役務(=サービス)も登録します。
具体的には、商標登録をするための願書に、商標登録をしたい商標と、商品・役務の名称を記載します。
この商品・役務は、「指定商品・指定役務」と呼ばれ、商標登録をした商標の効力範囲を定める要素になる重要なものです。
また、登録した商標の効力範囲を定めるものであるため、「指定商品・指定役務」は、明確に記載する必要があります。
しかし、今まで存在しなかったような新しい商品が出てきたときに、その商品の名称を明確に記載するのが難しい場合があります。
例えば、新型コロナウイルス対策用の商品が多数販売されていますが、これらの中には、今まで見かけなかったような商品もあり、これらの商品名は、特許庁で不明確であると判断されてしまうことがあります。

今回、特許庁が公表した「最新の商品・役務名」は、主として、新型コロナウイルス対策の商品の名称に関するものです。具体的な商品・役務名は、こちらでご覧になれます。

新型コロナウイルス対策の商品ブランドを商標登録する際に参考になる情報です。

2021年02月26日